2024年6月1日、合同会社ねこもりにて行われた羽生章洋さんのお誕生日会アンド「にゃんくる(NyanQL)」お披露目イベントに参加してきました。
ヤバいイベントに参加してきました!
私以外はスゴいメンバーが揃ったイベントの内容、雰囲気をどう書いてよいのか、この熱量をどう伝えたらよいのか。。。なんとか書いてみます。
まず最初に羽生さんのDXに関する問題意識についてお話いただきました。
その中では最近いわゆるJTCと呼ばれる企業向けにDX人材育成の研修を行っている羽生さんが感じている、経営者や人事部からの研修依頼から始まり、現在のシニア層のリスキリング問題、中堅社員不在問題、Z世代問題について語られ、近年必修化された高校の情報Iを履修した若者を採用し、入社してくる際に発生する問題や、経産省が提示したDXレポートで語られる2025年の崖といわれる問題などがあって、その流れで語られる既存業務のシステム化で開発された小・中・大規模システムのレガシーマイグレーションの話題などを前提知識としてお話していただきました。
さらに、羽生さんといえばSQL書き方ドリル、楽々ERDレッスンを始めとして、はじめよう!要件定義~ビギナーからベテランまで、はじめよう!プロセス設計~要件定義のその前に、はじめよう!システム設計~要件定義のその後にの要件定義3部作の著者して有名1ですが、その膨大な知識と、複数の会社を経営されてきた2中で蓄積されたノウハウと、多くの講師実績で得た研修のフィードバックなどを合わせて、業務要件やシステム要件の機能要件については普通の人が迷うことなく行えるような仕組みづくりについては整備できたということでしたが、それを実現するための部分、システムの実装については丁度よい使いやすい軽量な開発基盤がないというところが問題としてあったとのことでした。
つまりは、DXを推進するにあたってDX人材を育成しているJTCのような会社でシステムの内製化を行っていくに当たり、要件定義から設計までを担える人材を作ることはできる。が、その後のフェーズである、実装に関するスキル習得に掛かる問題が、RPAやローコード/ノーコードのツールがあるにしてもそれもまだ重量級で、もっと手軽な軽量な学びやすいツールが存在していない問題が残っている。。。
そのことをねこもりの宮川さんにお話されたところ、宮川さんが「つくれそう」とおっしゃって、羽生さんが「じゃあ作ってよ」と言い、数ヶ月かかるかなーと思っていたところ、宮川さんから数日後に「できた」といって出来上がったのが、「にゃんくる(NyanQL)」です。3
「にゃんくる(NyanQL)」とは、にゃんくるプロジェクト(略称:にゃんぷろ)のなかの1プロダクトであり、にゃんぷろはNyanQLを中心としたOSSのプロジェクトです。にゃんぷろが目指すのは、ライトウェイト・エンタープライズ・システムの実現を支援すること!となります。
この流れはSeasarプロジェクトの再来?リベンジ?いや、そうではない!
今後のAI時代に向けた新しいDXの実現をチャレンジする人をアシストするツール群を継続的に拡張性をもって提供していくのが、「にゃんぷろ」ということです。
今後、Githubなどで情報が公開されていくことと思いますが、「にゃんぷろ」の全貌については、乞うご期待ということでございます。
- 羽生さんはここで挙げられないほどたくさんの本や記事を執筆されています。 ↩︎
- 羽生さんのプロフィール ↩︎
- なんかどこかで聞いたようなお話。デジャヴかな? ↩︎
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